サーティワンアイスは決まったものを選んでしまうかずーです。
私、あの人には絶対勝てないと思います。
勝負もしていないし、何か定量的に比較をして負けたわけでもないのに、
なぜか「この人には勝てない。」と思う相手っていると思います。
学生時代の部活のライバル、職場の同僚、ライバル会社の社員。
なぜ自分はその人に対して劣等感や勝手な苦手イメージを持ってしまうのでしょうか?
実はこれには理由があって、テクニックで自分も相手に強く印象を与えることができるようになります。
「自分の印象をよくしたい」とか「この相手に与えるイメージの違いってなんだろう?」と
思っているのであれば、その解決策が書いてありますので最後まで読んでみてください!
劣等感の原因
高校時代、私は野球をしてまして、強豪校と呼ばれるような学校ではなかったのですが
公立校ながらそこそこ力をいれている学校でした。
高校野球って夏の甲子園予選大会だとベンチに入れる人数が決まっていて、
20人までしか登録できないんですね。
当時は1学年20人ほどいたので、60人。3分の1しかベンチに入ることができませんでした。
そんな中、3年生をも押しのけてベンチに入る同級生が一人だけいました。
体型は私の方が恵まれているし、力の差は多少劣っていたけれど
そこまで明らかなものでもありませんでした。
しかし、1年生からベンチに入り、2年生からは主力となり4番を打つ。という
活躍をするほどどんどん成長していったのです。
いつしか私は「この人には勝てないな」と思い始めるようになりました。
でも、最初はそんなに能力的な差も劣等感も持っていなかったのに、いつの間にか
こんなに差が開いてしまったのでしょうか?
最初の3ヶ月の差
入学して最初の夏の甲子園予選大会までは意外と時間がなく、3ヶ月ほどしかありません。
実はこの3ヶ月間は、今アピールをしてベンチに入る為でもありますが、これからの
高校野球生活を大きく左右するほど大事な3ヶ月なのです。
ベンチ入りした1年生は、この3ヶ月間必死に練習で食らいつき、
練習試合で結果を出してアピールをしたんですね。
全体練習では積極的に盛り上げ、練習後の自主練も遅くまで行ったり、
とにかく見習うほどの練習量をこなしていたのです。
今振り返って見ると、実はここに全ての秘密が凝縮されていたのです。
私が勝てないと思うようになったのは、周りの彼に対する期待がどんどん大きくなっていくのが
わかったからなのです。
では、なぜ彼に対する期待はどんどん大きくなっていったのか。
それは、最初の印象なのです。
- 3ヶ月間誰よりも必死に練習する
- 全体練習では積極的に盛り上げる
- 練習試合でチャンスをもらったら結果を出す
ということを積み重ねていくうちに、彼に対するイメージは
努力家であり、期待に応えてくれる選手
というイメージがついたのです。
最初に好印象をつけると、その印象はずっと続いていきます。
でも、彼がやったことは最初の3ヶ月間誰よりも努力をした、と言うことです。
この3ヶ月間で自分の存在と良い印象を浸透させることに成功したのです。
今振り返ると、彼に勝てないと思った理由は
能力以上に「印象」だったことに気づいたのです。
第一印象の重要性
この印象ですが、仕事でも恋愛でも非常に重要な役割を持っています。
入社して最初の3ヶ月、始発から終電までずっと働いていると
「あいつ頑張ってるな!」という印象を持たれますし、
逆に短期間でミスを繰り返してしまうと
「仕事お願いしてもミスしそうだな」
という印象を持たれてしまいます。
そして厄介なのは、この印象はずっと続いていってしまうと言うことです。
私の好きなドラマにこのようなセリフがあります。
Now when I got here, I dominated. They thought I worked 100 hours a day.
Now, no matter what time I get in, nobody questions my ability to get the job done.
Get it through your head.
First impressions last.
You start behind the eight ball, you’ll never get in front.
翻訳すると、
入社当時、仕事熱心だと印象づけた。
職場の人間は、俺が1日100時間働いていると感じたはずだ。
今じゃ何時に来ようが誰も俺の能力を疑わない。
よく覚えておけ。第一印象が命だ。
しくじったら終わりだぞ。
これは海外ドラマ「SUITS」の敏腕弁護士ハーヴィー・スペクターの言葉です。
この言葉は、今働いている自分もすごく理解できるのですが、
休みの日も働いたり、レスポンスが早かったり、仕事のデキがよかったりすると
その印象はずっと残ります。
このような最初に相手に与えた印象によって、自分への評価やイメージは大きく左右されることを
心理学用語で「初頭効果」と言います。
最初に「この人のことを信用できる」と思ってもらえれば、仕事ももらえるし
その後の関係性もうまく築いていくことができます。
悪い印象がついてしまったら・・・
逆に悪い印象を相手に与えてしまうと、その印象はずっと引きずられてしまいます。
よく芸能人のスキャンダルなどを目にしますが、スキャンダル発覚後、またイメージを回復するのは
すごく苦労するのがわかると思います。
最初にどれだけ自分の良い印象を与えることができるかで、その後の日常が大きく変わっていきます。