「ゆべし」や「きんつば」も好きなかずーです。
イチローってなんで打つ前にポーズを取るんだろう?
毎日同じ動きをしているものはありますか?
自分で決めているルールがあると思います。
そのルールをルーティンと言うのですが、今回は
- 果たしてルーティンはどんな役目があるのか?
- ルーティンをやる必要があるのか?
を紐解いて行こうと思います。
ルーティンって何?
ルーティンの意味は以下の通りです。
「決まった手順」「お決まりの所作」「日課」などの意味の英語。
https://www.weblio.jp/content/%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3
最近では、スポーツの試合のここぞという場面で、集中力を高めたりゲンを担いだりする意味合いで行われる選手独自の儀式的な所作を、ルーティンを呼ぶことも多い。
他にも毎日しなければならない日報入力などの業務を「ルーティンワーク」と言ったりします。
気づいていなくても、
毎朝同じ動きをしていたり、仕事中に実施しているルーティンがあったりします。
「靴を履く時は左足から」「体を洗うのは右腕から」「商談に行く前に深呼吸を2回する」
というのもルーティンに入ります。
アスリートがよくルーティンをしていますので、
わかりやすい例として3つご紹介します。
具体的なルーティンの例
例えば・・・
イチロー選手
打席に入る時に、ピッチャーの方にバットを立たせる動作をする。
イチローがオリックス時代から続けているルーティンで、イチローと言ったらこのポーズと言える。
前田健太選手
準備運動をする時に、肩の関節を意識した体操をする。肘を交互に前に出しまわす動作で
マエケン体操と名前がつくほど浸透している。
五郎丸歩選手
2015年にラグビーW杯で日本代表が快進撃を繰り広げた時に一躍有名になった。
キックをする前にお祈りをするようなポーズをする。
なぜルーティンをしているのか?
ルーティンをすることで「一つの動作」が増えます。
先程の例だと
- バットを立てる(イチロー選手)
- マエケン体操(前田健太選手)
- お祈りポーズ(五郎丸歩選手)
アスリートは結果が求められる世界です。
そんなシビアな世界で戦う一流の選手が
「かっこよさ」だけでしているとは思えませんよね。
取り入れることでメリットがありますので、解説していきます。
どんなメリットがあるのか?
メリットは、大きく3つあります。
集中力が高まる
勝負は一瞬です。
ここぞの場面で集中しなければならないので、ルーティンを挟むことで
一気にスイッチをONに切り替えることができます。
アスリートだけでなく、仕事も一緒です。
営業の仕事でお客様へ提案する前に、決まったルーティンをして商談に入る人もいます。
自分の動作ルールを決めることで、スイッチを入れることができるようになります。
リラックス効果がある
毎回同じ動作を行うことで無駄な思考を省くことができ、シンプルに目の前のことに
集中することができます。
極度の緊張状態でパフォーマンスが発揮できるとは思えません。
それを適度なリラックス状態に持っていくことができます。
ミスが減る
体に流れを覚えさせることで、ミスを減らすことができます。
毎度違う動きをしていると、自分のリズムに乗れず崩れてしまいます。
その流れで取り組むと、思わしくない結果になりやすいので
ルーティンを取り入れることで、できるだけミスをしない流れに持っていくことができます。
真似をすることで自分も上手くなる?
このルーティンですが、上手い人の「真似」をすると自分も上手くなるというデータがあります!
イスラエルの心理学者であるロニー・リドールがバレーボールのトップリーグに
所属する12名の男性選手の試合をビデオで撮り、サーブのルーティンを分析しました。
すると12名中11名が毎回同じ動きをしていたのです。
- ボールを持つ
- 両手でボールの感触を確認する
- 聞き手と反対の足を前に出す
- ボールを3〜4回弾ませる
- 同じ場所からサーブをする
というものだったのです。
今度はこのルーティンを、全くのバレー初心者の女性に試してもらったところ
初心者にも関わらず「サーブを正確に打つ確率が上がった」というデータが取れたのです。
ルーティンは自分を高める方法としても役立ちますが、
上手い人の行動を真似すると、自分も上手くなるというのは
あまり知られていない情報かもしれません。
今回はバレーのデータでしたが、これも仕事で応用できると思います。
売れる営業マン、仕事ができる上司の動きを真似することで
今の悩みを解決できることがあるかもしれません。
ぜひ試してみてください!