ピノは6個では足りないと感じているかずーです。
私は高卒で就職し、社会人歴10年を超えました。
自分ならできる!と言い聞かせて走り続けてきたものの、ここまで来るのに紆余曲折あって、
自分の出来の悪さに落ち込んだ日も多くあります。
今まではかっこよく生きることが正義だと感じ、コンプレックスを隠し自分の都合の良い解釈に変換してきましたが、
ここで一度新しい自分に生まれ変わるために苦しかった時の話をしたいと思います。
転職を繰り返し、行き場のない不安や後悔に押しつぶされそうになっているあなたに届けいてほしいなと思います。
今回この内容を書く中で
- 30歳未満で転職を2回以上している。
- 今の職場への転職を後悔している。
- 転職活動しているが、書類が通らない。
という自分と境遇が重なる人達への小さなヒントになればと思い、今回は当時の経験や心理状況を書いてみようと思います。
30歳未満で転職を2回以上している
私は高校を卒業して30歳までに転職を3回経験しています。
転職を3回するということは、10年間で4つの職場を移動してきたことになります。
短いところだと1年も働いていないところもありました。
自分の中で転職は【キャリアアップ】と定義しています。
しかしそれは顕在化している気持ちで、心の奥深くでは今の場所から無意識に逃げ出したいと思っていたのかもしれません。
もちろん自分に合った職場もありました。
温かい人たちに囲まれ、仕事をしてそれなりに結果もでたことでやる気に満ち溢れていましたが、
少しの不満が徐々にたまっていき、そこから一歩踏み出して違う職場にいこう、
待遇もいいしチャレンジしてみようと職場を変えたこともあります。
初めて転職をしたのは8年前なので、その時よりはだいぶ職場を変えることに対しての
マイナスなイメージは減ったと感じていますが、それでもまだ感じる部分はあります。
まして、自分の経歴の中に1年未満で退職している企業があれば
「こいつはまたやめるんじゃないか」
と思われているのでは?と今でも感じます。
これは地方であればあるほどイメージが強いんじゃないかなと感じています。
適材適所という言葉があるように、
「たまたま合わなかっただけだから」「仕事を変えると自分の能力はまた開花される」
と考えているのは求職者側だけで、自分の都合の良い解釈なのかもしれません。
今、もし若くして2回以上転職しているのであれば、今後の働き方のヴィジョンは
ぼんやりでも方向性を固めていくことをオススメします。
かといって、
「もうチャンスがないの?」とか「我慢をしなければいけないの?」
といった質問への回答はNOです。
チャレンジするときはどんどんチャレンジしていく。
ただがむしゃらに進んでいいときと、慎重な選択をしなければいけない時があるので
そこは地に足をつけて判断する必要があります。
今の職場への転職を後悔している。
3回転職して、1年で退職した会社の話をします。
その時は一念発起して頑張らなきゃな!という意気込みで仕事を変えたものの、
入社初日からカルチャーの違いに洗礼を浴びました。
自分なりにリサーチして入社したものの今までのやり方とは全く違い職場になれず、
「これが夢だったらいいな。」
「今リセットボタンを押せば、前の職場に戻れるかな。リセットボタンってどこあるんだっけ?」
と本気で思っているほど、だいぶ参っていました。
人によっては「いやならやめればいいじゃん」という人もいます。
でも、その時は妻も産後で働いておらず、自分が無職になれば誰が生活を支えていくの?という状態で、
メンタルがどんな状態でも朝になれば会社に向かうしか選択肢はありませんでした。
背負うものがどんどん大きくなっていき、でも逃げられない状況が出来上がっている・・・。
こうやって人は病んでいくんだ。そう思いました。
休日に友人とバーベキューをするために集まって、みんなが笑っているのを見ると、ふとこのようなことを考え始めるのです。
この時間が終われば、明日また会社に行かなきゃいけないのか。みんな楽しそうでいいなぁ
本当に追い込まれていた時は血便と頭痛がひどく、大腸検査やMRI検査もしました。
うつ診断も併せてしてもらいましたね。
速い人だと2週間で退職するような職場だったので、1年続いたなら良いほうなのかな。
と思ったりもしますが、当時は病んで病んでこの会社に入社すると決断した過去の選択を後悔していました。
ただ、それでも風土や人間関係が合わなかっただけで会社の人材レベルはすごく高かったと感じています。
そこで学べたことは今になって生きている部分もありますし、つらい経験があったからこそ免疫がつき、今では壁と感じなくなっていることもあると思います。
当時は過ぎたことに後悔する時間がかなり多かったのですが、いざ振り返ると
この経験は自分の中で非常に重要な1年だったと感じています。
転職活動しているが、書類が通らない
転職を繰り返すと、書類選考が通りにくくなります。
経営層がヘッドハンティングで転職するのとはわけが違い、何度も自分から売り込みに行く形だと、
どうしても「転職回数多」と「在籍期間短」はマイナスなイメージを持たれます。
面接で話すことができれば自分の魅力を伝えられ、自分を採用するメリットをアピールすることができたとしても、
会う前にそのチャンスにシャッターが下ろされます。
正直残酷です。
でも、これが現実なのです。
私も何度も書類選考で落ちましたし、転職エージェントを通して応募しましたけど、
面接までいかなかった企業は山ほどあります。
でもここで
「自分はもう世の中から求められない存在になってしまったんだ」
と決して思わないでください。
ご縁がなかっただけで、あなたには必ず魅力があります。
これまでの転職の道のりを、全く同じ経験をできる人は誰一人いないんです。
その時に結果を出せたか出せなかったかよりも、その時期にその会社に在籍して何を学び、
自分には何ができるのかをしっかり伝えることができれば、今後魅力的な企業に出会えるはずです。
まとめ
誰にでも苦しいときはあります。
人によって感じ方に大小あるかもしれませんが、それも含めて全てあなたの魅力です。
私が経験したこと、その時の感情やとった行動などが、一つでも参考になればいいなと思っています。
そして、1年後でも2年後でも今の出来事を振り返ると、絶対に苦しかった時の経験が生きていると思える瞬間に出会えます。
苦しかったときの思いがプラスに好転する時が必ずきます。
だからちょっとずつでいいので前を向いてください。
進まなくてもいいので、前を向いてください。
これが私からのメッセージです。