甘いものとしょっぱいものを交互に食べると永遠に食べられるかずーです。
みんな自分の考えをわかってくれないんですよ。
以前、私も同じようなことを思ったことがありました。
自分の考えを伝えてもなんだか腑に落ちないような態度を取られたり、
相手の行動が気に食わなくて許せない時がありました。
組織に属していたり、生活をともにしたり、時間を共有している人に対して
このような気持ちになったことがある人は少なくないと思います。
今回はそんな人に向けて私が以前どんな考えを持っていて、今はどう考えているのかを
お伝えできればと思います。
これを読んでもらうことで、明日からの生活に役立てられますし、人を見る感覚が変わってくると思います。
自分の価値観が正義
譲れない人の心理として、自分の考えや思考に自信をもっており、それが正しいと思っています。
価値観は人それぞれ違うのに、自分の考えに合わせようとしても相手が窮屈になるだけですよね?
例えば、左に行こうと思っている人を捕まえて、
あなたは右に進むべきです。こっちこっち!
と言って腕を引っ張り出したら迷惑ですよね?
それをしようとしているのです。
ここまで言語化されると、この非常識が理解できるのですが
これを自然としている人が多く、その一人が以前の私です。
相手を尊重しながら、自分の考えも伝える。
左に行くのもいいけど、右から行くと実は近道なんですよ!
もしよければ一緒にいきませんか?
のようなイメージです。
押し付けられた側も、どうしても気分はよくならないので伝え方を考えるのと、
押しつけにならなようにしましょう。
「〜するべき」症候群
相手の行動が気になるのは、自分の中に「〜するべき」を作り過ぎていることが原因です。
- 挨拶は大きい声でするべき
- 始業時間の1時間前に出社するべき
- メールはすぐに返信するべき
- 営業はこうあるべき
このような感じで、自分の中で勝手に作った「べき論」を相手に押し付けてしまうことで
相手も自分もモヤモヤしてしまう事態に陥ってしまいます。
私は営業の仕事をしているのですが、営業方法は人によって全然違います。
アイスブレイクの話、使う資料、切り出すタイミング、全部が違うのに
自分のやり方と違う人を見ては、「そのやり方はよくない」というような感じで考えていたことで、
心をすり減らしていたのです。
十人十色という言葉があるように、個性は人それぞれです。
組織のルールや法、人道を外れることはいけませんが、それ以外を統一する必要は
ないと思います。
一挙手一投足全て同じでなければならないのであれば、
それはコピー人間で逆に誰でも良くなってしまいます。
個性があるからこそ、自分の価値があるのです。
その個性をしっかり尊重し、認めてみましょう!
プライドが高い
自分の考え持つことは素晴らしいことですが、それが邪魔なプライドとなり
動きを鈍らせていたり、他の悪い押しつけに影響してしまうことがあります。
プライドが高いと、譲ること=負けのような感覚になりがちです。
しかし、それは間違いでいいと思った思考や行動は自分も取り入れていくべきだと思います。
後輩が成果を上げていて、そのやり方が非常に魅力的だったとしても
変なプライドが邪魔をして、そのやり方だけはしたくないと思ってしまっては
非常に勿体無いですし、機会損失に繋がります。
自分が良いと思える軸を持つことは魅力的なことですが、新しい考えを取り入れることも
魅力的な自分になるためには必要な考えなのです。
根拠は過去の成功体験
自分の考えが正しいと思うのは、過去の成功体験が根拠となっていることが多いです。
「この場面で、この選択をしたからうまくいった。もし別の道を選んでいたら失敗していた。」
今回もその場面と似ている。これは同じ選択肢を選ぶべきだ!
という感覚です。
確かにこれは一理ありますが、時代は変化していて、昨日までの常識が今日は非常識、時代遅れになる
ということもあり得ます。
なので、ベストな考え方として前回の選択肢に現状の環境の変化やイレギュラーなことが
起きていないか?などを考慮して考えるのがベストです。
そうすると、自分の考えだけではなく新たな考えも取り入れることができ、
さらに良い思考に巡り会えるかもしれません。
自分の考えが100%正しいということはないですし、その思考にちょっとしたスパイスを加えることで
非常に魅力的なものになることは全然あります。
自分の意見を持つことはすごく魅力的なことですが、それだけではなく、周りの意見も聞いて
ベターな考えは何か?を探してみてください!