アンパンマンに学ぶ!TakerとGiverの結末

著者のこと
かずー
かずー

アンパンマンの頭は粒あんとこしあん。どっちなのだろう?・・・かずーです。


娘がアンパンマンが大好きで、一緒にアニメを見ていて気づいたことや勉強になることがあったので

シェアしていきたいと思います。



アンパンマンは誰もが知っているアニメのキャラクターで、簡単に説明しますと

頭がアンパンでできたヒーローです。


正義感が強く、街で事件が起きていないかパトロールしたり、

自分の親?でもあるジャムおじさんが焼いたパンを街のみんなに届けたりしています。


ピンチのときに駆けつけて弱いものを助けるのですが、

顔が濡れると力が出なくなったり、あとはお腹が減っていたり元気がない人を見つけると

自分の顔を分けて、そのパンを食べると元気になる!というみんなの人気者なんです。



そのヒーローに対して、敵として毎回出てくるのがバイキンマン。


バイキンマンはアンパンマンとは正反対で、街のみんなの幸せを祈っていたりはしていなく

自分自身が幸せになるかどうか、というを常に考えてます。



この性格が真逆な2人がメインで出てくるのですが、毎回悪さをするバイキンマンを

アンパンマンがやっつけて終わると言うのがお決まりです。

バイキンマンとアンパンマンの違い

バイキンマンは・・・


毎回バイキンマンは自分の本能で動いているんですね。


お腹が減れば近くを歩いているてんどんマンを捕まえて「天丼作れ!」と脅したり

街のみんなに作っている料理を「どうやったら独り占めできるか?」を

本気で考えているのです。



そのためには変装したり、力づくで欲望を満たそうとします。


しかし、そこには「周りのみんな」のことを配慮した行動は一切なく

自分が良ければ全てよしという考え方なのです。



全てを力で手に入れてやる。そんな考えをもつキャラクターなのです。

アンパンマンは・・・


そのバイキンマンから街を守るのがアンパンマンの役目で、

誰かが捕まったりするのを助けたり、食べ物を独り占めしようとするのを防ぎ

みんなに正しく届けるということをします。


この二人のキャラクターの違いは「利己利他の精神」です。

バイキンマン=利己、アンパンマン=利他


の精神なんですね。


もっと言うと、


バイキンマンはTaker
周りの人から奪うことしか考えていないので、近くにいる人が損をしてしまう。

アンパンマンはGiver
周りの人の喜びや笑顔のことを考えているので、近くにいる人が気持ちが良くなる


なのです。


これは人間関係にも言えることで、人から奪う、自分のことしか考えていない人からは

人はどんどんいなくなってしまいます。

Takerは人から奪っているため、一時的にお金や物を多く手に入れることが

あるかもしれません。


しかし、その代わりに「信頼」をどんどん減らしているので、長期的にみると

自分が損をしてしまったり、助けて欲しい時に誰も手を差し伸べてくれない可能性があります。

Giverに見る2つの視点


アンパンマンのあるストーリーに、このようなものがありました。

アンパンマンがパトロールをしていると、お腹をすかして困っている人がいたので自分の顔を分けてあげました。食べて元気が出たので、またパトロールに戻り見回りをしていると、また同じようにおかなをすかしている人がいたので、自分の顔を分けてあげました。

みんなは喜んで元気が出たけれども、顔をあげすぎたことで自分は元気がなくなり飛べなくなってしまいました。そしたら、運悪く雨も降ってきて雨宿りをして待つしかなくなったのです。

そんなとき、助けてもらった人たちがジャムおじさんのパン工場に来て「アンパンマンに助けてもらった」とお礼に来たのです。しかし、まだアンパンマンが帰ってきてないことを不審に感じ、アンパンマンを探しに行くことになりました。そこに元気のないアンパンマンが雨宿りをしていました。
顔を交換したことで元気が戻り無事にパン工場に戻りましたとさ。

ここから2つ学べることがありました。

助けると自分に返ってくる

自分が困ったときに、以前助けた人は「あの時助けてくれた人が困っている」と考え

助けてくれることがあります。


ここにはポイントがあって、Giverはこの見返りを求めて行動しているわけではなく

無意識に人助けをしていることが多いです。


「自分なら力になれる」「何か手伝えることないかな」と思うわけであって、

「手伝ったらお金でももらえるかな?」という下心はないわけです。

助け方によっては自分が苦しむことがある

Giverの中でも、「身銭をきる与え方」は続かないというデータもあります。

行為として与えるのは良いですが、今回のように損して相手に与えるという

やり方だとやればやるほど自分が苦しむことになりますので、このやり方は無理は禁物です。

最後はいつも


Takerのバイキンマンは最後はいつも痛い目にあって飛んでいきます。

これを見ても視聴者は違和感を覚えないのです。


その理由は、「悪いことをしているのだから痛い目にあっても仕方がないよね」と

考えているためです。


Giverのアンパンマンが負けていると「頑張れ!」「負けるな!」と思うわけです。

自然とみんなのために力を出す人に親近感が湧き、応援したくなるのです。


この心理は日常でも同じで、与えることを惜しまずしているGiverの人の印象と

Takerの印象はまるで別で、もちろんGiverの方が好印象です。応援したくなります。


損得の問題ではなく、応援されるような生き方をしていきましょう!

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